ハイジュールネットが積雪地方に設置された場合、斜面からの雪圧を直接受けることとなります。柔軟な構造のため、雪荷重に対してどのような挙動を示すか、実際に実験を行いました。積雪地域に実物大の供試体を施工し、ハイジュールネットの各ケーブルに作用する荷重を計測すると共に、ブレーキエレメントおよびシステム全体の強度を確認し、必要に応じた積雪対策を目的とする積雪対応型ハイジュールネットの開発をしました。
山形県金山町(北向き斜面 勾配=45度)
積雪対応型ハイジュールネットを5m×3スパン設置する。
項目 | 仕様 |
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柵タイプ | 1000kJ |
有効柵高 | 3.0m |
支柱間隔 | 5.0m |
ケーブルネット | 縦3.5m×横5m×3枚 網目200mm×200mm 7×7 φ9(外周φ10) |
金網 | φ2.6×50×50 |
継ロープ | φ12 FC6×S(19) AZ/O |
保持ケーブル | φ18 IWRC6×S(19) AZ/O |
上部ケーブル | φ20 IWRC6×S(19) AZ/O |
下部ケーブル | φ20 IWRC6×S(19) AZ/O |
サイドケーブル | φ20 IWRC6×S(19) AZ/O |
アンカー | PC鋼棒B種1号 |
ブレーキエレメント | BE18/1.5×1.25 シングルループ BE18/2.5×1.25 ダブルループ |