ハイジュールネットの技術導入
- 新技術の導入
神鋼建材工業株式会社が、スイス連邦研究所自然災害部(WSL)で、認証されたPFEIFER/ISOFER社の技術を基に、日本国内の地形に合った仕様で開発。
- 斜面待ち受けの高エネルギ−吸収柵の工法が日本市場に少ない
- ロックシェッドや落石防護壁に比べコストダウンが可能
(従来工法で最も安価な落石防護壁に比べコストが圧縮可能)
ハイジュールネットの開発コンセプト
- 高エネルギ−の落石を捕捉できることができる。( 250kJ〜3000kJ)
- 耐久性を高くする。(鋼材=溶融亜鉛めっき、ケーブル:亜鉛アルミ合金めっき品)
- 維持管理が容易なこと。
- スイス国内基準をベ−スにし、日本国内の仕様と規格により、日本国内で製造、販売
ハイジュールネットの特長
- ケーブルネットは、ワイヤロープの交点を交点クリップで工場で圧着して出荷しています
- 特殊なブレ−キエレメントを組み込んで大きな落石のエネルギ−を柔軟な構造で吸収します。
- 一度落石を受けても現地で簡易な補修により機能を回復します。
- 大掛りな基礎を必要としません。
- 樹木の伐採も最小限にとどめ、周辺環境と同化します。
高エネルギー吸収型 落石防止柵ハイジュールネット工法の型式
吸収エネルギー(kJ) |
型式 |
棚高(H) |
ケーブルネットの寸法 |
250 |
HJN-250 |
3.0m〜4.0m |
300×300×(9/10) |
500 |
HJN-500 |
3.0m〜5.0m |
200×200×(9/10) |
1,000 |
HJN-1000 |
3.0m〜6.0m |
200×200×(9/10) |
1,500 |
HJN-1500 |
3.0m〜6.0m |
150×150×(9/10) |
2,000 |
HJN-2000 |
4.0m〜7.0m |
140×140×(10/12) |
3,000 |
HJN-3000 |
4.0m〜7.0m |
140×140×(10/12) |
例)防護柵の可能吸収エネルギー1000kJ、有効柵高4.0mの場合
設置図
システム図
ハイジュールネット施工の様子(動画)
落石除去要領(補修フロー)
※上図をクリックすると「落石除去要領」資料(pdf)が確認できます。